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⚙️️ 拡張項目

FERMに元々備わっていない項目を、顧客が自社の運用に合わせて自由に追加・管理できる機能です。まるでExcelのように、必要なフィールドを設計画面から指定し、画面表示やCSV出力に連携できます。


「拡張項目」が必要な場面の例

Section titled “「拡張項目」が必要な場面の例”
  • 顧客情報に「社内担当者名」や「取引メモ」を追加して、部署間での情報共有をスムーズにしたい場合
  • 商品情報に「商品カテゴリ」や「使用シーン(例:贈答用/業務用)」を追加し、レポートで分類ごとの集計を行いたい場合
  • 受注情報に「配送方法」や「緊急対応区分」を入力し、業務フローを自動で分岐させたい場合
  • 見積情報に「キャンペーン対象かどうか」を記録し、特別価格を自動反映したい場合
  • 書類出力CSV出力に、社内用コードや伝達事項を明記して後続システムへ連携したい場合

タイプ説明利用例
テキスト改行なしの自由入力フィールド。顧客コード、ロット番号、現場名
セレクトあらかじめ設定した選択肢から一つだけ選べる。配送方法(通常/冷蔵)、対応区分(通常/至急)
数値数値のみを入力できるフィールド。担当者ID、優先度、希望納品日までの日数
テキストエリア改行ありの自由入力フィールド。特記事項、クレーム内容、対応履歴メモ
日付日付を入力できるフィールド。次回訪問予定日、イベント納品日、会計処理日

FERMでは、以下の業務データやマスタデータに対してそれぞれ拡張項目を設定できます。

対象情報利用例
見積情報イベント名、見積有効期限、案件分類(新規/継続)
受注情報出荷メモ、容器返却状況、特別対応フラグ
請求情報会計コード、請求部門、対応者名
商品情報商品カテゴリ、保管温度帯、原産地
顧客情報営業担当者、契約ランク、販促対象区分

以下の画面を順に操作し、利用者が定義した「拡張項目」を編集します。

  1. 拡張項目一覧画面

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  1. 拡張項目編集画面

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  1. 拡張項目編集画面を開く
    メニューから「拡張項目」を選択し、一覧画面を表示します。

  2. 編集対象のセクションを選ぶ
    編集したいセクションの「編集する」をクリックします。

  3. 編集画面の確認
    ― 利用者が追加・設定した各項目の入力欄が並んだ画面が表示されます。

  4. 各項目に入力/修正する

    • 項目名(例:「仮名」「Description」「ABV(%)」など)ごとに、必要な情報を入力または修正します。
    • 入力形式はテキスト、リンク、数値、長文など、各項目の設定に従ってください。
  5. 変更を保存
    画面下部の「保存」ボタンをクリックし、編集内容を確定します。

  6. 反映を確認
    セクションに戻り、更新した項目の内容が正しく表示されていることを確認します。


拡張項目の追加・選択肢の編集手順

Section titled “拡張項目の追加・選択肢の編集手順”
  1. FERMへの問い合わせ
    拡張項目を新規追加したい場合、サポート窓口または担当営業へご連絡ください。

  2. 提供いただく情報

    以下の項目を表形式でご提供ください。

    提供情報項目説明
    項目名・表示ラベル画面上に表示される名称
    対象となる情報見積/受注/請求などのエンティティ
    項目のタイプテキスト/セレクト/数値/テキストエリア/日付
    セレクト型の場合選択肢リスト
    表示/出力の目的帳票、CSV、画面
  3. 拡張項目の登録・確認 拡張項目の登録・確認
    担当者が設定を行った後、画面上に反映されることを確認してください。

  4. 選択肢や必須設定の追加編集
    要件変更や選択肢の追加がある場合は、同様にFERMへ再度ご依頼ください。


以上の機能により、FERMはお客様固有の業務要件に柔軟に対応し、標準機能を拡張して活用することができます。